
ハローワークの説明資料に「通帳の写しを提出」と書かれているのを見て、机の上に何冊かの通帳を並べる。
どれを出せばいいのか、家族の口座まで見られるのか、手が止まる人は少なくありません。
結論からいうと、提出が必要なのは「残高50万円以上」の口座だけです。
公開されている資料では、本人および世帯員が保有する、事前審査申請日の残高が50万円以上の預貯金通帳または残高証明書を提出するとされています。
独学ガイド編集部には、雇用保険の基本手当を受けながら公共職業訓練に通った経験がありますが、その際は資産審査のために通帳の提出を求められたことはありませんでした。
これは、雇用保険の基本手当と職業訓練受講給付金が別の制度であり、通帳による資産審査があるのは職業訓練受講給付金の側だからです。
同じ「職業訓練」でも、利用する制度によって通帳を求められる人と求められない人がいます。
✅ この記事で分かること
- 📌 提出対象になる通帳はいくら以上か
- 📌 50万円という提出基準と、300万円という資産要件の違い
- 📌 誰の口座が対象になるか
職業訓練受講給付金の通帳提出はいくら以上が対象になるのか
事前審査で提出する通帳は、残高50万円以上の口座に限られます。
少額の口座を1つずつ申告する制度ではありません。

50万円という提出基準と、300万円という資産要件は別物
提出書類として求められるのは50万円以上の口座ですが、審査で見られている資産要件そのものは、世帯全体の金融資産が300万円以下かどうかです。

この300万円は、月10万円の職業訓練受講手当を受け取るための要件の一つにすぎません。
収入や出席など、ほかにも満たすべき条件があります。
50万円未満の預金であっても、資産の合計を計算するときには含まれます。
「提出しなくていい口座は資産にも数えられない」という意味ではない点に注意してください。
複数の口座を持っている場合、1つずつは50万円未満でも、合計すれば300万円に近づくことがあります。
提出書類の準備は50万円以上の口座だけで済みますが、自分が要件を満たしているかを事前に把握したいときは、50万円未満の口座も含めて世帯全体の残高を合計しておくと安心です。

💡 判断軸
「提出するかどうか」は口座ごとの基準、「対象になるかどうか」は世帯合計の基準です。この2つを分けて考えます。
職業訓練受講給付金の通帳提出、本人と家族のどこまでが対象か
提出対象になるのは本人だけではなく、世帯員の口座も含まれます。
ここでいう世帯員は、同居している配偶者・子・父母に加えて、別居していても生計を一つにする配偶者・子・父母です。

独身で生計も別の一人暮らしであれば、原則として本人の口座だけが対象になります。
結婚している場合や、親と同居している場合は、その配偶者や親の口座もあわせて確認されます。
実家暮らしで生活費を分けて管理している場合など、世帯の範囲が分かりにくいときは、自分で判断せずハローワークに確認したほうが確実です。
提出する書類は、通帳の写しか残高証明書のどちらかで、原本を提出する必要はないとされています。
申請日より前1か月以内に発行されたものという期限があるため、早く準備しすぎても使えない点には注意してください。

提出方法は、最終的にハローワークで確認する
ネット銀行の扱いや、世帯の範囲が分かりにくいケースなど、細かい運用は状況によって異なります。
この記事の内容だけで判断せず、実際の提出方法は住所を管轄するハローワークで確認してください。
通帳の提出は、事前審査という1つの手続きにすぎません。
申込みから受講開始までの流れを先に把握しておくと、この事前審査がどの段階に来るのか位置づけやすくなります。
通帳の基準をクリアした先に、いくら受け取れるのか
通帳の提出基準さえ満たせば終わり、というわけではありません。
実際に振り込まれる金額は、通所手当・寄宿手当が加わるかどうかや、出席状況によっても変わります。
職業訓練受講給付金は結局いくらもらえるのかは、金額の内訳を整理した別記事にまとめています。
よくある質問

まとめ:職業訓練受講給付金の通帳提出は残高50万円以上の口座が対象
提出が必要なのは残高50万円以上の口座だけですが、資産要件そのものは世帯合計300万円以下で判断されます。
この2つを分けて理解しておけば、通帳を並べる前に必要以上に構える必要はありません。

自分の口座構成で対象になるか、ハローワークで確認する
実際の通帳構成を伝えれば、提出が必要な口座と不要な口座を具体的に確認できます。
▷ その場で申込みを決める必要はありません。まずは対象になるかを確認するだけで大丈夫です。


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