※2026年9月22日に日本商工会議所の出題区分、TAC出版、翔泳社、CPA関連教材の現行情報を確認して整理しています。書籍価格・在庫は変わるため、購入時はリンク先の最新表示を確認してください。
※本記事にはAmazonアソシエイトのリンクを含みます。Amazonのアソシエイトとして、独学ガイドは適格販売により収入を得ています。
Amazonで「簿記2級 参考書」と検索すると、似たような本が何冊も並びます。
「スッキリが定番らしい」「パブロフは漫画で分かりやすそう」「CPAは動画が無料らしい」。
レビューを開いているうちにタブが増えて、結局どれを買えばいいのか分からなくなる。
しかも簿記2級は、商業簿記と工業簿記を両方勉強します。
「おすすめ1冊」と紹介されていても、その1冊が商業簿記だけということがあります。
この記事では「おすすめ3冊」ではなく、スッキリ・パブロフ・CPAの3シリーズを比較します。
先に自分のタイプを決めてから、そのシリーズの商業+工業を揃える方が迷いません。
30秒で選ぶなら
- スッキリ:本を増やしたくない。文章+図でテンポよく進めたい
- パブロフ:仕訳の意味を絵・4コマ・動画で理解したい
- CPA:無料動画・PDFを最大限使い、必要なら紙だけ買いたい

最初に確認|簿記2級は「商業+工業」で考える
ここが一番大事です。
簿記2級では商業簿記と工業簿記が出題されます。
出版社によっては、商業簿記テキストと工業簿記テキストが別冊です。
たとえば、現在の2026年度版「スッキリわかる」は商業簿記と工業簿記が別。
パブロフも商業・工業が別です。
Amazonで商業簿記の1冊だけを見て「これで2級全部」と思わないようにしてください。
2027年4月1日以降に受験する人は、対応版を確認する
日本商工会議所は、2027年度試験(2027年4月1日〜2028年3月31日)から新しい出題区分表を適用すると公表しています。
2026年度試験、つまり2027年3月31日までの試験は、現行の出題区分が使われます。
2027年度の2級では、紙の手形・小切手に関する整理、新リース会計への対応、短期・少額リースの扱いなどが反映されます。
一方、工業簿記・原価計算の出題区分は変更なしとされています。
「2026年中に絶対受からないと損」ではありません
受験日が2027年3月31日までなら2026年度対応教材。2027年4月1日以降なら「2027年度の新出題区分対応」と明記された教材を選ぶ。これだけ確認すれば十分です。改定を理由に焦って買う必要はありません。
すでに勉強中で、商業簿記だけ理解できない人へ
参考書を買い直す前に、無料講義・商業簿記だけの有料講義・総合通信講座の違いを整理しました。商業簿記の補強方法を比較する →
3シリーズを先に比較|どれが自分に合う?
| シリーズ | 紙のテキスト2冊 | 強み | 向く人 | 注意 |
|---|---|---|---|---|
| スッキリ | 商業1,650円+工業1,650円 | テキスト+基本問題が一体 | 冊数を増やしたくない | 直前演習は予想問題集を追加 |
| パブロフ | 商業1,980円+工業1,980円 | 4コマ・図解・練習問題の解説動画 | 文字だけだと仕訳が入らない | 演習を増やすなら問題集も商業・工業で追加 |
| CPA いちばんわかる | 商業1,210円+工業1,210円 | CPAラーニングの無料動画・PDFと連動 | 費用を抑えて動画も使いたい | 紙の本は2022刊。2027年度受験は新出題区分対応を要確認 |
※価格は各出版社・販売ページで2026年9月22日に確認した定価・表示価格。Amazon価格は変動します。
1.スッキリ|「本を増やすほど迷う」人に合う
本屋で参考書を開いて、「テキストは分かった。
でも次にどの問題集をやればいい?」と迷う人には、スッキリが分かりやすいです。
TAC出版の2026年度版は、商業簿記が716ページ・1,650円。
工業簿記も1,650円です。
どちらもテキスト+問題を1冊にまとめています。
つまり、最初は商業1冊+工業1冊。
合計3,300円でインプットと基本演習を始められます。

こんな人ならスッキリ
- 机に置く本をできるだけ減らしたい
- 文章+図でテンポよく読みたい
- 3級でTAC系の本が合っていた
- まず1周して全体像をつかみたい
ただし、本試験レベルの演習までこの2冊だけで全部済ませる、と考えない方が安全です。
TACの「スッキリうかる本試験予想問題集」2026年度版は、予想問題9回分+ネット試験模擬プログラム5回分。
直前期に追加する位置づけが分かりやすいです。
2.パブロフ|「仕訳の意味が頭に浮かばない」人に合う
簿記で止まる人は、数字が苦手というより、仕訳がただの暗号に見えていることがあります。
「借方・貸方は覚えた。
でも、なぜこの仕訳になるのか毎回分からない」。
このタイプはパブロフと相性があります。
2026年度版は商業簿記・工業簿記とも1,980円。
オールカラーと4コマ漫画を使い、練習問題にはスマホで見られる解説動画が付いています。

例えば「連結会計」で止まったとき
テキストを読んでも、親会社・子会社・非支配株主持分が文章のまま頭の中で渋滞する。
このとき、図や流れを見ながら「誰と誰の取引を消すのか」を理解したい人は、パブロフの見せ方が合いやすいです。
問題集を足すなら、商業・工業それぞれにある
2026年度版の「分野別問題&予想模試」は商業・工業それぞれ1,980円です。
テキスト2冊だけなら3,960円。
問題集も2冊揃えると合計7,920円になります。
最初から4冊全部買うより、テキストの見せ方が自分に合うか確認してから問題集を追加する方が無駄がありません。
パブロフで始めるなら
4コマ・図解・動画が「分かりやすそう」と感じるなら、まず商業+工業のテキストを確認。紙面が合えば問題集も同シリーズで揃えます。


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