令和8年4月1日、宅建試験の出題範囲に関わる制度がひとつ変わりました。
住所変更登記の義務化です。
これまで宅建試験の法改正といえば相続登記の義務化(令和6年4月施行)が知られていましたが、令和8年度試験ではこれとは別の制度が新たに施行範囲に入ってきます。
過去問を繰り返し解いている人ほど、この新しい制度を見落としやすくなります。
この記事では、令和8年度に新しく問われる可能性がある制度変更を時系列で整理し、過去問学習だけでは埋まらない穴をどう塞ぐかを確認します。

✅ この記事で分かること
- 📌 令和8年度から新たに問われる住所変更登記の義務化とその内容
- 📌 相続登記の義務化と混同しやすいポイントの違い
- 📌 過去問だけでは対応できない論点の見分け方
- 📌 令和8年度宅建試験の申込期間・試験日程
宅建 法改正 2026で最初に確認すべきこと
結論からいうと、令和8年度の宅建試験で新しく確認しておきたい制度は、住所変更登記の義務化です。
ここでは、いつ何が変わったのかを時系列で整理します。
令和8年4月1日:住所変更登記の義務化が施行
令和8年4月1日、改正不動産登記法により、不動産を所有しているすべての人を対象に、住所が変更となった場合の登記が義務付けられました(不動産登記法第76条の5)。
引っ越しなどで住所が変わったら、変更から2年以内に登記を申請する必要があります。
正当な理由がないのに申請を怠ると、5万円以下の過料の対象になります(同法第164条2項)。
「知らなかった」では済まされない、法律で定められた明確な義務です。
施行日より前に行った住所変更も対象で、未登記のままであれば令和10年3月末までに手続きする必要があるとされています。
令和6年4月1日:相続登記の義務化はすでに施行済み
宅建試験の法改正というと、相続登記の義務化を思い浮かべる人も多いはずです。
こちらは令和6年4月1日にすでに施行されており、相続を知った日から3年以内に登記を申請しなければ、10万円以下の過料の対象になります。
住所変更登記と相続登記は、どちらも「所有者不明土地を防ぐ」という共通の目的を持つ制度ですが、対象となる場面も過料の金額も異なります。
この2つを混同したまま覚えていると、試験本番で正確な数字を選べなくなります。

💡 判断軸
住所変更登記(令和8年施行・過料5万円以下)と相続登記(令和6年施行済み・過料10万円以下)は別の制度です。過料の金額と施行時期をセットで覚え、混同しないようにしてください。
過去問だけでは対応できない論点の見分け方
過去問は、出題実績のある論点を効率よく学べる反面、まだ出題されていない新しい制度は当然カバーしていません。
住所変更登記のように施行されたばかりの制度は、過去問演習だけでは触れる機会がないまま本番を迎えてしまう可能性があります。
過去問中心の学習が悪いわけではなく、それだけでは新しい制度に気づけないという構造上の限界があるということです。
直前期には、使っているテキストや問題集が最新の法改正に対応しているかを確認し、対応していない場合は公式の法改正情報で補うという二段構えで進めたほうが、抜け漏れを防ぎやすくなります。

宅建 法改正 2026から見る、学習にどう反映するか
法改正の論点は、出題数としては多くありませんが、知っているかどうかで差がつきやすい範囲です。
ここでは、直前期の優先順位と試験日程の確認方法を整理します。
法改正はどんな形で出題されるか
法改正の論点は、条文の文言をそのまま暗記させる問題として出るケースもあれば、具体的な事例に当てはめて判断させる問題として出るケースもあります。
住所変更登記の義務化であれば、「いつまでに登記すべきか」「怠った場合にどうなるか」を事例形式で問われる可能性が考えられます。
過去に相続登記の義務化が出題された際も、単純な暗記問題ではなく、具体的な相続の事例を示したうえで、申請義務が生じる時期や過料の有無を判断させる形式が見られました。
新しい制度についても、条文の数字を覚えるだけでなく、「どんな場面で義務が生じるか」まで理解しておくと、応用的な出題にも対応しやすくなります。
直前期は「新しい制度」から手をつける
学習の終盤になるほど、すでに繰り返し解いた過去問の復習に時間を使いたくなります。
ただし、住所変更登記のような新しい制度は、繰り返し解いた実績がない分、直前期にまとめて確認しておいたほうが記憶に残りやすくなります。
具体的には、施行日・申請期限・過料の金額という3点をセットで覚え、相続登記の対応する3点と並べて比較しておくと、試験本番で混同しにくくなります。
権利関係の分野は元々覚える数字が多いため、新旧の制度を並べて整理するひと手間が、得点の差につながります。
特に、施行日が近い制度ほど「まだ出題されたことがない」という理由で軽視されがちです。
しかし出題側の視点で見れば、施行されたばかりの新しい制度こそ、受験生の理解度を測る論点として出題されやすい範囲でもあります。
過去問の周回数を増やすことに偏りすぎず、直近1〜2年で施行された制度を優先的に確認する時間も確保しておくと、バランスの取れた対策になります。
令和8年度宅建試験の申込期間・試験日程
令和8年度の宅建試験は、インターネット申込が7月1日(水)9:30から7月31日(金)23:59まで、郵送申込が7月1日(水)から7月15日(水)までとなっています。
試験日は10月18日(日)13:00から15:00まで、受験手数料は8,200円です。
合格発表は11月25日(水)の予定です。
制度の改正点だけでなく、申込期間や試験日程も年度によって変わるため、直前期には試験全体のスケジュールもあわせて公式サイトで確認しておくと安心です。
特にインターネット申込と郵送申込では期限が異なるため、自分がどちらの方法で申し込むかを早めに決めておくと、締切間際に慌てずに済みます。

公式情報で法改正を確認する方法
法改正の論点は、市販のテキストや問題集にも反映されますが、出版時期によっては最新の制度に対応していない場合があります。
特に、施行日が試験の申込期間に近い制度は、教材の改訂が間に合っていないこともあるため、公式情報での確認が欠かせません。
不動産適正取引推進機構の公式サイトでは、試験案内・出題範囲に関する情報が公開されています。
また、法改正そのものの内容については、法務省や国土交通省など所管省庁のサイトで、施行日・対象者・罰則の詳細を確認できます。
比較サイトやブログの解説は、公式情報を分かりやすくまとめたものである場合が多いため、最終的な数字(施行日・過料の金額・期限)は公式ページの記載と照らし合わせておくと安心です。
教材を購入した時期が1年以上前の場合は、法改正に関する追補資料や公式サイトの更新情報がないかも確認しておいたほうが、当日になって知らない論点に出会う可能性を減らせます。
この記事の判断軸が向かない人
- すでに最新の法改正情報を確認済みの人(この記事は制度変更を見落としやすい人向けの内容です)
- 宅建試験そのものへの申込を検討していない人(先に受験手続・試験制度の確認が優先です)
- 正式な最新情報が必要な人(この記事は目安であり、必ず公式サイトで最終確認してください)
- すでに教材の法改正対応状況を確認済みで、対策方針が固まっている人(この記事は確認の入口として使ってください)
よくある質問
まとめ:宅建 法改正 2026は、新旧制度を時系列で並べて整理すれば混同しない
令和8年度の宅建試験では、住所変更登記の義務化という新しい制度が新たに加わりました。
すでに施行済みの相続登記の義務化と混同しないよう、施行時期・申請期限・過料の金額をセットで整理しておくことが対策の鍵になります。
過去問学習は効率のよい方法ですが、新しい制度まではカバーしていません。
直前期には、使っている教材が最新の法改正に対応しているかを確認し、対応していない場合は公式情報で補う二段構えで進めてください。
ここまで読んで、自分がやるべきことが「過去問の周回数を増やすこと」なのか、「新しい制度の情報を補うこと」なのか、優先順位が見えてきたかもしれません。
すでに過去問を何周もこなしている段階であれば、残りの時間は新しい制度の確認に振り向けたほうが、得点につながりやすくなります。
逆に、まだ基礎的な論点の理解が不十分だと感じる場合は、新しい制度は後回しにしてでも、出題頻度の高い基本論点を優先したほうが合格ラインに近づきやすくなります。
自分がどちらの段階にいるかを一度立ち止まって確認してから、残りの学習時間の配分を決めてください。
どちらの段階でも共通して言えるのは、法改正の論点は「知っているか知らないか」で差がつく範囲だということです。
時間をかけて理解を深める種類の論点ではないため、最低限、施行日・期限・過料は短時間で正確に押さえておきたいところです。
制度の名前だけを覚えるのではなく、施行日・期限・過料の3点をセットで確認しておく習慣をつけておくと、今後別の法改正が出た場合にも同じ手順で対応できます。
最新の法改正情報を確認したい方へ
令和8年度の試験案内・申込期間・出題範囲は、不動産適正取引推進機構の公式サイトで確認できます。教材が最新の法改正に対応しているか不安な場合は、公式情報と照らし合わせて確認しておくと安心です。
▷ 受験案内・法改正情報・試験結果は必ず公式サイトの最新情報で確認してください
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