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こんにちは、独学ガイド編集部です。
クレアールの司法書士講座を見ていて、過去問題集の収録年数や「択一六法」という聞き慣れない教材名のところで、スクロールが止まっていませんか。
仕事を終えた夜に、10年分と約20年分の違いを見比べながら、これが自分の生活で回る量なのか判断できないまま画面を閉じた、という人もいると思います。
結論から書きます。
申込み前に見るべきなのは過去問の収録量ではなく、届いた教材で「解く→解説を読む→条文に戻る→翌週にもう一度触る」が1週間で1周するかどうかです。収録量は多いほど安心に見えますが、多いほど1周目で止まりやすいという裏側もあります。
そして順番も大事です。
クレアールの択一六法は講座に付属する補助教材で、単体販売はされていません(2026年8月12日時点・公式サイト)。
つまり「試しに1冊買って合うか確かめる」ができない教材です。
だからこそ、無料で見られるものから順に確認していくのが安全になります。

✅ この記事で分かること
- 📌 コース別に用意されている過去問教材の中身と提供形態の違い
- 📌 択一六法がどんな教材で、なぜ単体で試せないのか
- 📌 申込み前に無料で確認できるもの と その見る順番
- 📌 教材が合う人と、慎重に比較した方がいい人の線引き
クレアール司法書士の過去問は収録量ではなく回し方で判断する
このセクションで判断できるのは、「自分が申し込もうとしているコースの過去問が、どんな形で、どれくらい手元に来るのか」です。年数だけを見比べても、生活に合うかは分かりません。
まず全体像を整理します。
初学者向けのコースに入っている教材の全体像
初学者を対象にしたコースは、2027年合格目標の短期タイプと、2028年合格目標で2年かけるタイプが中心です。
教材はテキスト、択一六法、10年分の過去問題集、そしてCROSS STUDYと呼ばれる認知心理学に基づいたWeb問題演習ツールで構成されています。
学習中の質問回数に制限はなく、答練には添削が付きます(2026年8月12日時点・公式サイト)。
ここで押さえておきたいのは、過去問が単独で送られてくるわけではないという点です。
テキストで理解した範囲を、過去問で確認し、条文で裏を取り、Web演習で間隔を空けて戻る。
この一連の流れを前提に教材が組まれています。
週次運用で効いてくるのがWeb演習の部分で、間隔を空けて同じ論点へ戻る役割はここが担います。
机に向かえない日に復習の回数を稼げるかどうかは、この機能をどこまで使えるか次第。
資料では、演習ツールの使い方も一緒に見ておくと判断しやすくなります。
過去問だけを取り出して「10年分は少ないのでは」と比べても、判断材料としては足りません。

中上級者向けは分野別で約20年分をPDFで扱う
すでにインプットを一度終えていて、演習中心に切り替えたい人向けのコースもあります。
2027年合格目標の過去問攻略パーフェクトコースがそれにあたり、択一式の過去問題集はPDF版で、約20年分の分野別問題と直近2年度の本試験問題が収録されています(2026年8月12日時点・公式サイト)。
年度別と分野別は、目的が違います。
年度別は本試験の出題順に解いて時間配分を測るためのもの。
分野別は、同じ論点の出題を続けて解いて知識の穴を見つけるためのものです。
約20年分という数字が意味するのは「たくさん解ける」ことより、1つの論点について過去に何度も問われた角度をまとめて見られるという意味に近いと考えてください。
提供形態も確認しておきたいところです。
PDF中心のコースでは、印刷して書き込む人と、タブレットで解く人で使い勝手が変わります。
紙でしか集中できないタイプの人は、印刷の手間と枚数を先に見積もっておいた方が安全です。
無料で見られる肢別チェックで解説の粒度を先に確かめる
教材の相性は、量よりも解説の書き方で決まる部分があります。
その点で使えるのが、公式サイトに公開されている過去問題肢別チェックです。
民法や憲法、不動産登記法、民事訴訟法などが科目別のアーカイブとして並んでいて、受講前でも出題の形式と解説の粒度を見ることができます(2026年8月12日時点・公式サイト)。
見るポイントは3つです。
1つ目は、誤りの選択肢に対して「どこが違うのか」まで書かれているか。
2つ目は、解説を読んだ後に自分が条文へ戻れる作りになっているか。
3つ目は、その文章の長さが、仕事帰りの自分でも読み切れる量かどうか。
ここで「読めない」と感じるなら、収録年数がいくら多くても手は動きません。
平日夜と休日で1周するかを実際の時間で見積もる
そのうえで、あなたの1週間に当てはめてみます。
平日夜に確保できるのが1時間から2時間、休日に少しまとまった時間を作れる、という前提で考えてみてください。
見積もり方はシンプルです。
最初に1回だけ、無料の肢別チェックで5問だけ解いて、解説を読み、条文に戻るところまでの時間をストップウォッチで計ってみてください。
この所要時間が、あなたにとっての「1セット」の実測値になります。
平日夜に確保できる時間をその1セットの長さで割れば、1週間に何セット入るかが計算できます。
休日は、その週に間違えたところだけをもう一度解く時間として空けておく。
これで1週間の中に復習が1回入るなら、教材量は自分に合っていると考えていいでしょう。
入らないなら、先に必要なのは量を増やす判断より、扱う範囲を絞る判断かもしれません。

この計算をしておくと、コース選びの分岐も自分で引けるようになります。
週に入るセット数が少ない人ほど、幅広い年度を持つより、範囲を絞って何度も戻れる形の方が合うはずです。
実測が速くて週に多く入るなら、約20年分の分野別を使い切れる可能性も出てきます。
注意したいのは、択一の演習だけで週を埋めないことです。
司法書士試験には記述式があり、書く手順は解説を読むだけでは身につきません。
週の中に、書く練習の時間を別枠で確保できるかまで含めて見積もってください。
ここを入れずに立てた計画は、直前期に必ず足りなくなります。
勤務形態によっては、平日夜そのものが確保できない人もいます。
夜勤や交代勤務、家族の予定で曜日が読めない場合は、平日ではなく「7日のうち何回触れるか」で数えてください。
週2回でも、そのうち1回を復習に充てられるなら回ります。
週1回しか触れないなら、教材の量を増やすより、受講期間の長いコースを検討する方が現実的です。
教材がそろっているほど安心、とは限らない
ここが、この記事でいちばん伝えたい部分です。
編集部の一員として2年間の公共職業訓練(埼玉県・大宮スイーツ&カフェ専門学校/2019年4月〜2021年3月)を最後まで受けた経験から言うと、配られた教材を全部こなす前提で立てた計画は、まず崩れます。
崩れる理由は本人の能力とは別のところにあり、復習の時間が計画の中に最初から入っていないことでした。
新しい範囲を進める予定だけで週が埋まり、間違えたところに戻る日がどこにもない。
そうなると、教材が多いほど「まだ手をつけていないもの」が増えていき、開くのが重くなります。
司法書士試験の合否について、編集部に受験の経験があるわけではありません。
ただ、司法書士のように科目が11に分かれ、択一と記述で必要な練習が違う試験ほど、「今週どこに戻るか」を決める負担は重くなります。
訓練で崩れたのも、範囲が広い週でした。
だからこそ、過去問の収録量を比べる前に、戻る日が1週間の中にあるかを先に見てほしいのです。
💡 判断軸
いまの進め方(独学や市販教材)で足りる可能性が高い人
- 解いた問題を自分で条文まで戻して確認できている
- 間違えた問題を、翌週にもう一度解く仕組みを持っている
- 科目ごとの進み具合を自分で管理できている
講座の教材構成を確認した方がいい人
- 過去問を解いたあと、どの条文に戻ればいいかで手が止まる
- 解説を読んでも、次に何を覚えればいいかが決められない
- 1周目の途中で止まった経験があり、同じ形を繰り返したくない
後者に近いなら、資料でコース別の教材構成を見てから決めた方が失敗しにくくなります。
いきなり申し込む必要はありません。
まずは中身を確認するだけで大丈夫です。
過去問と択一六法の構成を、資料で確認する
コースごとに、過去問の収録年数と提供形態(紙/PDF)、補助教材の入り方が変わります。単体で買って試せない教材だからこそ、申込み前に構成を見ておくと判断しやすくなります。講座の詳細はクレアール司法書士講座の公式ページでも確認できます。
※資料請求後に講座案内が届く場合があります。個人情報を入力する前に中身だけ見たい場合は、登録不要のWebパンフレットから確認できます。
▷ 資料請求は無料です。確認したうえで申し込まなくても問題ありません。
クレアール司法書士の択一六法は過去問とセットで使う補助教材
ここで判断できるのは、択一六法が「買って試す教材」ではなく「講座の中で過去問とつなぐための教材」だという点です。
名前だけでは中身が分かりにくいので、機能から見ていきましょう。
条文を試験用に整理した補助教材という位置づけ
公式の説明では、択一六法は司法書士試験の合格に必要な情報を整理した合格補助教材とされ、合格に必要な全11科目を網羅しています。
条文に対して【超訳】で初学者向けの要約を添え、【暗記】で重要項目を示し、【比較】で似た制度を並べ、【問題】で出題例を載せ、【解釈・判例】まで収録する構成です。
表による整理や、関連条文へのリンク情報も含まれます(2026年8月12日時点・公式サイト)。
市販の六法との違いは、条文が載っているかどうかという点にはありません。
試験で問われた角度から条文を見直せるように編集されている点です。
過去問を解いて間違えたとき、戻る先をこの1冊に決めておける、と考えると役割が分かりやすくなります。

単体販売がないことが、判断の順番を変える
注意したいのは、この教材が講座に含まれる補助教材であり、単体での販売は行われていないことです(2026年8月12日時点・公式サイト)。
市販の参考書のように、書店で手に取って相性を見てから決める、という進め方ができません。
だからこそ、確認の順番が変わります。
無料で公開されている肢別チェックで解説の書き方を見て、Webパンフレットや資料でコース別の教材構成を確認する。
この2段階を踏んでから受講を検討する形になります。
逆に言えば、この2つを見ないまま「口コミで評判がいいから」で決めてしまうと、相性の確認を一度も挟まないことになります。
過去問と条文をつなぐ使い方を先に決めておく
教材の相性は、使い方を決めていないと判断できません。
過去問と択一六法を併用する場合、実際の流れはおおむね次のようになります。
- 分野別の過去問を数問解く
- 正誤にかかわらず、選択肢ごとに解説を読む
- 該当箇所を択一六法で開き、前後の条文まで目を通す
- 気づいたことを択一六法側に書き込み、情報を1か所に集める
- 翌週、書き込んだページから復習する
この流れで負担になりやすいのは、3番と4番です。
ここが面倒に感じるなら、教材の量を増やしても結果は変わりません。
逆に、書き込む場所が1か所に決まっていること自体が助けになると感じる人には、この構成は合いやすいと言えます。
なお、テキストや答練を含めた教材全体の使い方は、クレアールのテキストはわかりにくい?教材の特徴とPDFの扱いで整理しています。
過去問以外の教材をどう回すかが気になった方は、そちらを先に見ておくと全体像がつながります。
市販の過去問集と独学で進める場合との違い
「市販の過去問集と条文集をそろえれば同じでは」という声は、独学で進めている方からよく聞かれます。
その感覚は間違っていません。
市販の教材だけで進めている人もいますし、費用は大きく抑えられます。
違いが出るのは、教材そのものよりも自分でつなぐ作業をどれだけ引き受けるかという点です。
独学の場合、どの過去問を何年分やるか、どの条文に戻るか、いつ復習するかを、全部自分で決めることになります。
決められる人にとっては、この自由度がそのまま速さになります。
一方で、決めるところで毎回止まってしまう人は、教材の質とは関係のないところで時間を失いがちです。

この表から読み取ってほしいのは、優劣の話ではありません。
自分でつなぐ作業を引き受けられる時期かどうかという、その人の状況の話です。
仕事が繁忙期で、判断する余力が残っていない時期に独学を始めると、教材のせいにできない形で止まります。
逆に、時間の余裕があって進め方も見えているなら、市販教材で始めて、詰まったところだけ講座を検討する順番でも遅くありません。
費用は教材の量よりも、回せる範囲に対して見る
金額も確認しておきます。
中上級者向けの過去問攻略パーフェクトコース(2027年合格目標)は、一般価格200,000円に対し、8月の割引価格が92,000円と表示されていました。
入学金・教材費・消費税・送料が含まれた金額です(2026年8月12日時点・公式サイト)。
※割引の内容と期限は時期によって変わります。
金額は必ず最新の公式情報か資料で確認してください。
初学者向けのコースについては、合格目標年度と受講期間によって金額が変わるため、この記事では特定の数字を出していません。
時期による割引の影響も大きいので、比べるなら同じ日に取り寄せた資料で並べるのが確実です。
ここで注意したいのは、収録量あたりの安さで比べないことです。
約20年分が付いていても、手をつけない年度が半分あるなら、実際に使っているのは半分です。
先ほど計った1セットの実測時間と、週に入るセット数を出しておけば、受講期間の中でどこまで回せるかは概算できます。
その概算量に対して金額を見る、という順番です。
判断は「自分が回せる範囲に対して、この金額を出す価値があるか」で行った方が、あとで後悔しにくくなります。
コース別の料金や割引の考え方は、クレアールの料金・費用は高い?割引時期と安く受講する方法にまとめています。
この教材構成が向いていない人
合わない場合もあります。
次に当てはまる人は、慎重に比較した方がいいと考えています。
- 紙の教材でしか集中できない人:PDF中心のコースでは、印刷の手間が毎週発生します
- すでに使い慣れた過去問集と条文の戻り先がある人:教材を入れ替えると、戻る場所を作り直すことになります
- 解説を自分で調べて補うのが好きな人:整理された教材が、かえって物足りなく感じることがあります
- 今週の学習時間がまだ確保できていない人:教材より先に、平日夜に机へ向かう時間を作る方が効果が出ます

「合わないかもしれない」と判断することも、この記事の正しい使い方です。
急いで決める必要はありません。
資料で見ておきたい4項目
資料請求をする場合、なんとなく眺めるだけでは判断が進みません。
次の4つに絞って見ると、比較の軸が固定されます。

資料請求そのものの流れや、届くものの中身については、クレアールの資料請求で届くものと確認すべきポイントで先に確認できます。
上の4項目を、実際の資料で見比べる
教材の相性は、口コミの数より現物で決まります。過去問の提供形態と、条文へ戻る導線が自分に合うかを確認してから決めてください。
▷ 申し込みの前段階として、教材構成の確認に使えます。
よくある質問
クレアール司法書士の過去問と択一六法についてのまとめ
ここまでを、判断の順番として整理します。
最初にやめたいのは、過去問の収録量だけで講座を比べること。
次に、無料で見られる肢別チェックを開いて、解説の粒度が自分に合うかを確かめてみてください。
そのうえで、平日夜と休日に「解く→解説→条文へ戻る→翌週にもう一度」が1周するかを、自分の時間で見積もります。
最後が、資料で過去問の提供形態と戻り先の導線を見て、金額と見合うかの判断です。
司法書士の資格は、応募できる仕事や任せてもらえる範囲を広げる可能性があります。
ただし、資格を取れば働き方が変わることが保証されるわけではありません。
実務の経験や、その後の働き先の条件も関わってきます。
だからこそ、教材選びの段階で無理のある量を抱え込まないことが、遠回りに見えて近道になります。
講座全体としての評価や、良い評判・気になる評判の中身については、クレアール司法書士講座の評判|良い評判と気になる評判で確認できます。
教材の相性を確かめたうえで、総合的にどうかを見たい方はそちらへ進んでください。
あなたが今日できることは1つです。
公式の過去問題肢別チェックを1科目だけ開いて、解説を最後まで読めるかどうかを試してみてください。
読み切れたなら、次は択一と記述それぞれの教材がどう用意されているかを見る段階に進みます。
そこまで確認したうえで、資料で構成と金額を並べれば判断できます。



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